協会について

「人間には、時を感じるために心というものがある」

慌ただしい生活の中で人間がゆっくりものを考えることが難しくなっています。想像力を育まれなかった人間が、機械のように駆り立てられていく。音や視覚による刺激が強すぎるあまり自己の思考の境目を見失っていく。この全体麻痺とも云える現象が、実際に起きているのが日本です。
人間らしさとは何でしょうか。それは感じ取る能力です。ことばになる前の真実なもの。心に聞こえる願いや祈り。これが救われなければ、政治や経済はおろか戦争や平和という問題も根本的には解決しません。
人生の意味を問い直すことから、私たちは始めるのです。人類のあらゆる思想家によって啓示されてきた定義があります。それを伝え、人間の理性をふたたび蘇らせることが当協会の目的です。